●サンウルブズ23-29ハリケーンズ○(19日・秩父宮)
最後は地力の差が出て惜敗したサンウルブズだが、日本代表の強化に生かすチームの存在意義は示した。日本代表候補で強さと速さを兼ね備えたCTBウォーレンボスアヤコは強豪のハリケーンズを相手に躍動し、成長の跡を見せた。
前半6分、ラインアウトから展開されたボールを受けると、内側に鋭く切れ込んで相手防御を突破。最後はWTBマシレワにつなぎ、先制トライを演出した。後半も体の強さを生かして前進を重ねた。
サンウルブズは16年のSR参入後、国際経験の少ない若手の成長を促す貴重な場となった。オーストラリア出身のウォーレンボスアヤコもその一人。17年にサンウルブズでSRデビューを果たし、着実に力をつけた。本職はNO8だが、この日は相手の強力バックスに対抗するためCTBで先発。トニー・ブラウン・ヘッドコーチは試合後、「CTBでもプレーできることを証明した。代表でも12番で見られるかも」と評価した。FWでもバックスでも起用できることもあり、日本代表にとっても大きな収穫だ。
ウォーレンボスアヤコは「代表のチャンスがあれば絶対につかみたい」と意欲を見せた。サンウルブズで素質を見いだされた23歳は、ワールドカップに向けて大きな可能性を示した。【真下信幸】
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2019-04-19 14:30:00Z
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