体重無差別で争う柔道の全日本女子選手権は21日、世界選手権(8月25日~9月1日・日本武道館)女子78キロ超級代表最終選考会を兼ねて横浜文化体育館で行われ、18歳の素根輝(環太平洋大)が決勝で昨年世界選手権同級覇者で22歳の朝比奈沙羅(パーク24)に9分を超える延長戦の末に下し、史上初の初出場優勝だった昨年に続いて2連覇を達成した。
素根と朝比奈の決勝では、ともに1992年バルセロナ五輪金メダリストの古賀稔彦氏と吉田秀彦氏が場外で火花を散らした。
古賀氏は素根の環太平洋大、吉田氏は朝比奈のパーク24でそれぞれ総監督を務める。古賀氏が引き手の使い方などを細かく指示する一方、吉田氏は教え子の名前を連呼。激しく鼓舞した。
試合後は互いに一礼した両雄。柔道私塾の「講道学舎」の先輩でもある古賀氏は「秀彦にも負けられないと思って、冷静にアドバイスした」とおどけて笑わせた。
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2019-04-21 12:23:00Z
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