英メディアに登場、井上戦の“恐怖体験”回顧「今となっては言える。彼のパワーはまさに…」
ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が英スコットランド・グラスゴーでIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)とのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝(日本時間19日早朝)に挑む。昨年5月、井上のバンタム級昇格初戦となるタイトルマッチで1回1分52秒でTKO負けを喫した元王者ジェイミー・マクドネル(英国)は地元中継局に登場。「今となっては言える。彼のパワーはまさに本物だった」と恐怖のモンスター体験を告白している。
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事実上のWBSS決勝とされるこの一戦。井上は前日計量で研ぎ澄まされたバッキバキの肉体を披露し、現地ファンを沸かせたが、試合はボクシング熱高まる英国で最大の衛星放送「スカイスポーツ」で生中継される。同局では昨年5月、井上のバンタム級昇格初戦となるタイトルマッチで112秒で敗れた元王者マクドネルが登場。モンスターの恐ろしさを改めて振り返っている。
「マネージャーでトレーナーのデイブが言ったんだ。下の階級から上がってくる日本の男がいる。その男との戦いのために日本に行くことになる、と。ファイトマネーはいい。全て順調に見える、と。その男の名前はイノウエだと言っていた。自分はほとんどボクシングを見ないので、自分にとってはその名前は何の意味もなかった。日本に行ってタイトルを防衛するだけだった」
マクドネルは井上について知らなかったようだ。特集では「信じられないほどの自信を持ちながら、プロ選手としては知識が欠けていた」と指摘された元王者は井上についての情報をスーパーバンタム級で戦う双子の弟ギャビンに初めて聞かされたという。「ギャビンがいかに彼が優秀か教えてくれたんだ。試合についても語ってくれた」とした上で、さらにこう語ったという。
自信満々で挑んだ井上戦「最初の一発で衝撃を受けたんだ」
「『彼は優秀なんだよ』というようなことを話していたと思う。彼の試合を見ると、彼のパワーについては否定できなかった。でも、自分の優位性にフォーカスすることにした。彼はこの階級に上がってくる。自分のエンジン、サイズ、経験があれば、終盤に失速させることができると信じていた。難しい夜になるとはわかっていたが、彼のパワーを抑えられる自信があったんだ」
バンタム級のファイターとしては規格外の身長175センチとリーチ185センチを誇る、10年間無敗の男は自信に満ち溢れていたという。終盤まで勝負を持ち込むことが打倒モンスターの戦略だった。だが、百戦錬磨の王者の狙いはあっけなく瓦解した。
「彼にはパンチがある。そこには疑いの余地はないけど、中盤や終盤まで彼のパワーが持続するか、どうしても見てみたかった。最初の一発で自分は衝撃を受けたんだ。空虚な気持ちで戦うにはイノウエは最適の対戦相手ではなかった。今ではこう言える。彼のパワーはまさに本物だったと。凄まじい衝撃だったけど、自分を捉えた時にも全力を出しているのようには見えなかったんだ」
マクドネルはタイトルを失った「衝撃の112秒」をこう振り返った。「彼はスペシャルなファイターだ。でも、もっといい試合を見せることができていれば。本当に勝てると思って、試合に臨んだのだから」。圧倒的なワンワイドゲームとなった井上戦。敗れた元王者にとっても忘れられない記憶となって残っている。果たして、井上はそんな衝撃をグラスゴーで再現できるだろうか。
THE ANSWER編集部
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2019-05-18 10:33:59Z
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