「阪神5-2巨人」(30日、甲子園球場)
阪神が3連勝。これで巨人相手に4連勝で、貯金を今季最多の6にした。
先発の高橋遥が7回4安打2失点で今季初勝利。昨年5月18日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、377日ぶりのプロ3勝目を手にした。一方、攻撃では4番・大山が決勝3ランを含む2安打4打点の大活躍。チームトップとなる6度目の決勝打で、投打に若虎が活躍する1日となった。
前夜、延長十二回に代打・高山の劇的なサヨナラ満塁弾で勝利し、2位に浮上した阪神。勢いに乗っていきなり4番だ。1死一、三塁の好機。カウント1-1から、巨人の先発・ヤングマンが投じた3球目、外角高めの変化球を、すくい上げるようなスイングで捉えた。打球はグングンと風に乗って左翼スタンドへ。先制の9号3ランとなった。
「打ったのはスライダー。初回の先制点が欲しいチャンスの場面だったので打つことができて良かったです。風にもうまく乗ってくれました」
過去2戦2敗のヤングマンを早めにKOすると、五回にも無死三塁の好機で中前適時打。1試合4打点は4月18日のヤクルト戦(神宮)以来今季2度目だった。
また、近本は初回に遊撃内野安打で出塁すると、すかさず二盗を決めた。リーグ単独トップに躍り出る15盗塁。七回には左中間を破る三塁打を放ち、3試合連続のマルチ安打と貴重な活躍が続く。
一方、今季3度目の登板となった高橋遥は、3点リードの二回。大城に中越え2ランを浴びたが、効果的な野手の援護点を背に、三回以降はほぼ危なげない投球。120球、9三振を奪う内容で復活の1勝を手にした。
八回をジョンソン、九回をドリスとつなぎ、巨人相手に4連勝。巨人戦4連勝は2013年以来6年ぶりになる。また、3位巨人とのゲーム差を1・5に広げた。
31日からは場所を広島に移し、3ゲーム差で追う首位・広島との3連戦に挑む。初戦は西が先発する予定。FA右腕でまずは、カード初戦を取りたい。
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2019-05-30 12:12:42Z
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