柏木の負傷により緊急出場で出色の活躍 勝てばグループステージ突破
浦和レッズのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント進出をかけた一戦、グループステージ最終節のホーム北京国安(中国)戦は、前半途中から急きょ出場となったMF長澤和輝の1ゴール1アシストの活躍により2-0で折り返した。
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浦和は17日に行われたJ1リーグ第12節の湘南ベルマーレ戦(2-3)で大幅なターンオーバーを敢行して、温存したメンバーが一気にスタメンに戻った。勝ち点7で北京と並んで迎えた最終節は、勝利もしくは0-0の引き分けで突破が決まるなかでキックオフを迎えた。
だが、開始1分でアクシデントが発生する。浦和は主将のMF柏木陽介が中盤の左サイドでセカンドボールを拾ったところで、相手選手の懐に勢い良く飛び込んでくるラフタックルを受け負傷。この場面で、イラク人主審アリ・アルカイシ氏はファウルこそ取ったものの、イエローカードは提示しなかった。結局、柏木は10分過ぎまで足を引きずりながらプレーを続けたものの、プレー続行不可能の判断で同13分にMF長澤和輝と無念の交代になった。
その間、左サイドを切り崩して上げたMF山中亮輔のクロスをファーサイドで受けたMF森脇良太が、切り返して左足で狙うビッグチャンスも作っていた浦和だったが、時間の経過とともに少なくとも1点が必要な北京にボールを持たれるようになった。北京も同18分に負傷でMFチー・ジョングオが交代を余儀なくされたが、そのタイミングで4-2-3-1にシステムを変更。ボランチに降りたMFレナト・アウグストにゲームのリズムを作られてしまう。
同22分にはコーナーキックの二次攻撃からアウグストが上げたクロスを、コンゴ代表FWセドリック・バカンブにゴール前で合わせられたが、シュートはGK西川周作の正面で事なきを得た。さらに同25分にアウグストのスルーパスにバカンブが抜け出したが、それを察知して距離を詰めていた西川が1対1のシュートを左足1本でファインセーブした。
すると浦和は同34分、中央から切り込むとFW武藤雄樹のパスを受けた長澤が相手DFを1人かわして右足シュート。これが相手GKの逆を突いてゴールに吸い込まれ、貴重な先制ゴールをゲットした。
さらに浦和は同41分、中盤の競り合いでアウグストを弾き飛ばした長澤が左サイドを一気に突破すると、中央に進出して武藤に丁寧なパス。これを武藤が右足で流し込み、2-0とリードを広げてハーフタイムに突入した。
2年ぶり3回目のアジア制覇に向け、後半の浦和は猛攻が予想される北京を封じ込んでグループステージ突破を決めたいところだ。
Football ZONE web編集部
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2019-05-21 11:00:00Z
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