なでしこ、スペインと引き分け W杯前の国際親善試合（毎日新聞） - スポーツナビ

　女子ワールドカップ（W杯）フランス大会に出場するサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は2日、フランス北部のルトゥケでスペインとの国際親善試合に臨み、1―1で引き分けた。W杯は7日（日本時間8日）に開幕し、1次リーグD組の日本は10日（同11日）にアルゼンチンとの初戦を迎える。

　日本は前半、スペインのパスワークに苦しんで守備に追われ、MF市瀬（マイナビ仙台）のハンドで与えたPKを決められ先制を許した。後半、途中出場のFW菅沢（浦和）のゴールで追いついた。

　相手の運動量が落ちた終盤に引き分けに持ち込んだとはいえ、苦戦は日本の連係が攻守にわたり発展途上にあることを示した。

　体格とパワーで勝る相手に複数でプレッシャーをかけられずボールが奪えない。カウンター攻撃に転じた場面でも、ハーフウエーラインを越えたあたりでボールを失う。パスがずれ、不利な体勢でボールを受けたことで、相手の守備陣にたやすく形勢を逆転された。

　攻撃で日本らしさが出たのはごくわずか。植木（日テレ）が離脱し、小林（日テレ）も別メニューでの調整、岩渕（INAC神戸）も故障明けとFWにけが人が相次ぐ事情もある。初戦まで約1週間。戦術を共有しコンビネーションを研ぎ澄ませる必要がある。【ルトゥケ（フランス）大谷津統一】

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2019-06-02 14:49:00Z
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