ひとつは日本代表DF植田直通とエディンソン・カバーニの接触プレー。これはVARによってPKと判定された。そして最も物議を醸しているのが、47分に中島翔哉がウルグアイのエリア内に侵入しようとしたプレーだ。
左サイドでボールをキープした中島翔哉は、ふたりのDFに囲まれながらも、身体を反転させて突破を試みた。その際にジョバンニ・ゴンサレスの足がかかって中島は倒れた。だが、このシーンで主審はVARを使用せず、ファウルも認めないままプレーを続行した。
この一連の流れに、コロンビア紙『EL TIEMPO』は「主審の信じられない決断。VARが試合の主役になってしまった」と自国出身の審判に対して疑問を呈した。
「ウルグアイ対日本の試合で、VARが主役になってしまった。アジアのチームは、この試合で最もペナルティ・キックに値するプレーを見せた。ウルグアイのゴンサレスはウルグアイのエリア内に侵入しようとしたショウヤ・ナカジマを明らかに横倒しにした。だが、日本がVARを求めたのにも関わらず、コロンビア人審判のアンドレス・ロジャスはそのプレーをファウルと見なさなかったどころかモニターを必要ともしなかった!」
ほかにも、ペルー紙『Diario Correo』は「ナカジマに翻弄されたウルグアイ人のマーカー、ゴンサレスは明らかにファウルで彼を阻止した。少なくともこれはVARで判断すべきであり、PKを与えられるべきだったシーンだ」と主審を批判している。南米エルサルバドルのTV局「Deportes Canal 4」も「日本はVARの使用を主張したが認められなかった。なぜか?」と該当シーンを番組で取り上げて検証し、「理解に苦しむ」と結論づけている。
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2019-06-21 10:07:02Z
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