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F1カナダFP3:フェラーリワンツーでまたも速さを見せる。レッドブル・ホンダは5、6番手(motorsport.com 日本版) - スポーツナビ

 F1第7戦カナダGPのフリー走行3回目が行われた。トップタイムを記録したのはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だった。

【リザルト】F1カナダGPフリー走行3回目タイム結果

 開始時のコンディションは気温18℃、路面温度37℃と、予選・決勝が行われる昼下がりの時間帯と比べると少し涼しめな気候の下で、60分間のFP3が行われた。

 マクラーレン、ハースらが先頭をきってコースイン。初日に苦戦し、ドライバーふたりが「改善策を見つける必要がある」と口にしていたトロロッソ勢も早めにコースへと出ていった。しかし、どのチームもインスタレーションを終えるとピットに戻り、コース上にはロバート・クビサ(ウイリアムズ)1台となった。

 クビサは1分16秒732を計測するも、それに続くドライバーはなく、コンディションの改善を待ってか各車ガレージ内でしばしの待機。開始17分頃にケビン・マグヌッセン(ハース)が再びコースインし、ダニール・クビアト(トロロッソ)やピエール・ガスリー(レッドブル)のホンダ勢もそれに続いた。

 その後は徐々に各車タイム計測に入っていき、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分11秒596を記録してトップに立つ。チームメイトのセバスチャン・ベッテルは1分11秒706でそれに続いた。メルセデス勢は1分11秒台に踏み入れることができず3、4番手。その後ろにはミディアムタイヤを履いたレッドブルの2台が入り、3強がチーム順に続いた。

 そんな中、ランス・ストロール(レーシングポイント)のマシンがピットロード上でストップ。マシン後方からは煙が上がっており、チームの無線によるとハイドロリック(油圧系)のトラブルのようだ。

 残り20分の段階で、全車がピットに戻り、最後の走行に備えていく。しばらくしてバルテリ・ボッタス(メルセデス)が先陣を切ってコースイン。この日2セット目のソフトタイヤを投入して1分11秒531を記録。トップタイムとなった。

 その後、フェラーリ勢もタイム計測に入り、ベッテルが1分11秒478でトップタイムをマーク。ルクレールはさらにそれを上回り、1分11秒058でトップに立った。ルイス・ハミルトンも自己ベストをマークするが、ルクレールには及ばず2番手となった。なお、ルクレールはベストタイムを1分10秒982にまで更新し、ついに1分10秒台に突入した。

 ここまでミディアムタイヤでタイムを刻んでいたレッドブル勢は残り10分でソフトタイヤを履いてコースイン。フェラーリ勢からは1秒前後のギャップがあるものの、マックス・フェルスタッペン、ガスリーともに1分11秒台にタイムを乗せた。

 終盤にはベッテルが1分10秒843でトップタイムを塗り替え、セッションは終了。FP2に続いてフェラーリがワンツーで締めくくり、予選に向けて弾みをつけた。

 3、4番手にはメルセデスの2台となったが、彼らは予選で大勢をひっくり返したことが何度もあることから、ポールポジション争いは注目となる。レッドブル勢はフェルスタッペンが5番手、ガスリーが6番手で最低限の位置にはつけたと言えるが、ベッテルからは約1秒離され、“ベスト・オブ・ザ・レスト”のダニエル・リカルドがコンマ2秒差に迫っており、予断を許さない状況だ。

 7番手のリカルド以下、中団勢は例によって大混戦。トロロッソ勢はクビアトが10番手、アレクサンダー・アルボンが14番手と、何とか食らいついた印象だ。ただ、リカルドからアルボンまでの8台はコンマ4秒差以内の僅差であり、Q3進出をかけた争いはかなり白熱することが予想される。

 なお、注目の予選は8日27時(9日3時)から行われる。

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2019-06-08 16:40:51Z
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