レスリングの全日本選抜選手権は16日、東京・駒沢体育館で行われ、女子57キロ級決勝で五輪5連覇を目指す伊調馨(ALSOK)は川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)に敗れ、2020年東京五輪予選の世界選手権代表決定は7月のプレーオフに持ち越された。
「勇気が足りなかった。ひるまず自分も前に出ていれば展開も変わっていた」。世界選手権の切符を取り切れなかった伊調は攻撃の積極性に欠いたことを敗因に挙げた。持ち味の攻めるレスリングに徹した川井梨とはまるで対照的だった。
伊調が悔やむのは第1ピリオドだ。序盤から組み手争いが続いたが、先に消極的として1点を失った。五輪を4連覇している伊調なら攻めなければ勝てないことは承知の上。だが、「怖いのもあるし、(点を)取りにいくとリスクも負う」。不用意にタックルにいくと、カウンターで返される可能性もある。
伊調は世界女王の川井梨と自身を比較し、「技術は変わらない」と認める。逆転勝ちした昨年の全日本決勝を振り返り、「梨紗子も気持ちの面で負けたと思っていたはず」と心情を推し量る。事実、川井梨も今回の決勝後「勇気の問題。気持ちで負けたくなかった」と語っている。
伊調は「次が本当の勝負。前半から取りにいくと流れもつかみやすいし、ワンサイドな試合展開になる。それが理想」とプレーオフを思い描く。3週間後も果たして、勇気の勝負になるか。(岡野祐己)
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2019-06-16 13:43:00Z
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